スマートシティ取組事例
ICTブイで切りひらく水産業の未来
「ICTブイ(アイシーティーブイ)」は、水温や塩分濃度など海洋データを収集するためのセンサーを備え付けています。ICTブイの海洋データがドコモのネットワークを経由して「ウミミル」アプリに反映され、スマートフォンや携帯電話で確認できるソリューションです。現在値の海洋データだけではなく、過去からのデータ推移も表やグラフから確認できます。漁場により近い場所の綿密なデータを遠隔で把握でき、適切な漁場管理を実現できます。
【サービスの特徴】
・水温や塩分濃度などの海洋データを遠隔でも確認可能に
…漁場に設置されたICTブイのセンサーで取得したデータは、ドコモのネットワークを経由し、1時間に1回サーバーへ送信されます。「ウミミル」アプリを活用するとでは、スマートフォンやタブレットから、ICTブイを設置した場所ごとのデータを、遠隔で確認できます。携帯電話からもデータの一覧を確認できます。
・表やグラフでデータをわかりやすく
…「ウミミル」アプリでは、あらかじめ表示したいICTブイの地点を設定することによって、トップ画面に登録地点の水温や塩分濃度の直近データと、過去24時間の最高値・最低値が表示されます。地点ごとの積算値も表示されます。それらデータを、表やグラフの表示に切り替えると、あらかじめ設定した地点同士の比較や、過去からの推移も確認できます。
・日誌と掲示板の機能も
…「ウミミル」アプリでは、利用者が実際におこなった作業内容を記録するための「日誌機能」があります。「日誌機能」に記録した内容は、グラフや表と連携して表示されます。また、グループ内の生産者同士でメッセージや写真を投稿できる「掲示板機能」も利用できます。