スマートシティ取組事例

オープンイノベーションの共創施設「QUINTBRIDGE」オープニングセレモニーを開催

NTT西日本は3月24日(木)、大阪・京橋にあるオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」の本格運用を開始し、同日、オープニングセレモニーを開催しました。

QUINTBRIDGEは、企業・スタートアップ・自治体・大学等が「学び・繋がり・集う・共創する」場となることをめざし開設した、会員制のオープンイノベーション施設。個人から大企業までが立場にとらわれることなく混ざり合い、地域課題解決のための新たな「事業共創」と「人材育成」をめざします。

オープニングセレモニーで、NTT西日本の小林充佳代表取締役社長は「コロナパンデミックやウクライナの侵攻など、想定外の出来事が次々と起こるVUCA※時代。さまざまな課題をスピーディーに解決するために、オープンイノベーションによって事業共創や人材育成を加速させることが必要です。さまざまなアイデアを持つ企業・スタートアップ・自治体・大学等、そして情報通信の分野で技術を培ってきたNTT西日本とで協力し合い、QUINTBRIDGEから幾多のイノベーションを起こしていきたい」と挨拶。来賓らとともにテープカットを行い、施設の開所を祝いました。
※VUCA:Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字を取った造語。社会やビジネスにとって、将来の予測が困難な状態

(左)1Fに設置された各フロアの混雑状況表示サイネージ
(右上)2Fプロジェクトルーム (右下)1Fロビー

QUINTBRIDGEは、3つのフロアにて構成されています。
1Fは、100人収容可能なワークショップスペースにカフェを併設した、交流スペース。集う人々が相互に動きを見やすいよう、段差を利用した設計となっており、会員同士の活発な出会いや交流の創出をめざします。

2Fは「プロジェクトの活動拠点」として、プロジェクトルーム、撮影スタジオ、FABルームなどを配置。トライ&エラーを繰り返しながら事業創出を行う会員の活動をサポートします。

また、2F・3Fにあるワークスペース、シェアオフィスには、仕事に集中しやすい「個室ブース」や、植物に囲まれた「グリーンルーム」、畳の上でくつろぎながら作業に取り組める「和室スペース」など、さまざまなテーマのスペースを用意。目的や人数、気分に応じて選ぶことができます。展示屋台の貸し出しも行っており、開発した技術や商品を館内で披露したり、会員に向けてアンケートをとったりすることも可能です。

会員は、事業創出に向けて活動を行う個人向けの「QBメンバー」、10人以上の従業員を有する営利法人(株式会社など)に向けた「QB共創パートナーA」、10人未満の従業員を有する営利法人(株式会社など)、非営利法人(学校法人など)、公法人(自治体、行政など)に向けた「QB共創パートナーB」の3種類で構成され、10月の募集開始からすでに75団体、1000名の個人が入会。会員は施設内設備の利用、各種プログラムへの参画が可能です。

【参考】施設概要

  • 住所 :大阪府大阪市都島区東野田町4丁目15番82号
    (アクセス)https://www.quintbridge.jp/about/
  • 営業時間:平日 9:00~21:00
         土曜 13:00~18:00
         日曜・祝日休業
  • 床面積 :約4,000㎡(3階建て)
  • 施設  :
     プレゼンテーション・イベント空間(100名収容、3面スクリーン)
     ワークショップスペース
     コワーキングスペース
     シェアオフィス
     プロジェクトルーム
     FABルーム(3Dプリンター等を配備したモノづくりスペース)
     撮影スタジオ
     オープンキッチン
     カフェ 等