Detailed REPORTでは自治体規模別平均との比較や、時間経過に沿ったまちの変化についての詳細な分析を通して、まち独自の個性や強みを明らかにします。
1 まちごとに異なる特徴から見る、
あなたのまちの "個性"
1-A 異なる価値観のカタチ
「都市機能の充実度合いと満足感のギャップ」と「満足感と幸福感の相関」によって、まちごとに異なる特徴を明らかにします
都市機能と満足感の乖離(ギャップ)から見えてくる住民のまち認識や、満足感と幸福感の分野別相関の強弱から見えてくる住民の幸福感はまちの個性ともいうべき住民の価値観を反映したカタチとなります。
これらはひとの場合と同じく、他のまちの特徴と比べることでより明確なアイデンティティーの確立へと繋がります。
ここでは例として自治体規模別平均との比較を掲載しています。
例: 自分のまちは、中規模都市平均と比べると都市機能充実度合いと満足感のギャップが少ない傾向にあり、都市機能を住民が実感できるまちづくりが行われていることがわかります。
例: 大規模都市平均、中規模都市平均、小規模都市平均では、「住宅」は幸福感と相関が強い分野であるのが一般的であるが、自分のまちの特徴を見ると「住宅」よりも、「健康」や「経済」を重視する取り組みが適していることがわかります。
1-B まちづくり重要テーマ
時流にそった切り口で見るまちのスガタを映し出します
住民がまちに期待することは時代や社会の移り変わりに応じて緩やかに変化しています。ここでは、時流にそった切り口で新しい視点からまちのスガタを捉えることができます。
例: 自分のまちは、中規模都市平均と比べ、「まちの記憶」分野、「レジリエンス」分野が充実しており、特に「デジタルトランスフォーメーション」分野に強みがあります。
2 経年変化から読み取れる
あなたのまちの "個性"
2-A データの蓄積
継続的なSUGATAMIの活用によってより精緻なまちの特徴理解へ至ります
継続年数にしたがって、まちの過去のレポートとの比較分析が可能となり、都市機能スコアの改善や住民意識の向上に取り組むことができます。他の分析例として、経年で変化しない要素をあきらかにすることで、まちの強い“個性”の発見、そして特色あるまちづくりへの示唆を得ることなどが挙げられます。
例: 【自分のまちを取り巻く状況】
高度経済成長期に市町村合併し、ベッドタウンとして発展した都市ですが、近年、人口減少、少子高齢化の進展、インフラの老朽化等の課題を有しています。
また、人口減少により、財政環境も厳しくなり、施策のメリハリが求められています。
このまちでは、未来を担う現役世代や子育て世代の流入、定着を推進し持続的なまちづくりをめざしています。
【前回レポートから読み解く】
SUGATAMIレポートの結果から、満足感が低い分野として「コミュニティ」分野があげられます。そのため持続的で快適なコミュニティを形成することや、生活環境(教育、健康、住宅など)の充実をはかりました。
【今回と前回レポートから読み解く】
その結果、人口、教育、健康、コミュニティ、住宅などの分野で都市機能および満足感が増進しました。一方で、人口増の影響により、元々満足感が高かった安全性や都市計画などの分野では満足感の低下が見られましたが、全体的に住民の幸福感は高まりました。