Basic REPORT まちの新しい理解へ

都市機能の評価という客観視点と住民個々人による評価という主観視点を重ね合わせることで
まちの新しい理解へ導くSUGATAMIのベースとなるレポートについて紹介します。

1 レポートを構成する3つの柱

Civic Funcionality 都市機能

100以上の指標からなる都市機能18分野を独自に設定。あなたのまちの"分野ごとの姿"を映します。

Civic Assessment 住民の都市機能への満足感

あなたの街の住民に対して、都市機能18分野に則した詳細なアンケート調査を行うことで住民が抱いている “まちへの満足感”を映します。

Civic Well-being 住民の幸福感

あなたの街の住民に対して、幸福に関する詳細なアンケート調査を行うことで住民が抱いている “幸福感”を映します。

1-A 都市機能

客観的指標に基づいた都市機能がわかる

100以上の指標からなる都市機能18分野を独自に設定。あなたのまちの"分野ごとの姿"を映します。

都市機能 図
客観的指標:オープンデータ(各省庁調査、自治体提供情報等) + NTTデジタルデータ

1-B 住民の都市機能への満足感

まちの住民が抱く都市機能に対する満足の実感がわかる

あなたの街の住民に対して、都市機能18分野に則した詳細なアンケート調査を行うことで住民が抱いている “まちへの満足感”を映します。

住民の都市機能への満足感 図
主観指標:アンケート(まちの住民の属性を加味)

1-C 住民の幸福感

まちの住民が抱く幸福の実感がわかる

あなたの街の住民に対して、幸福に関する詳細なアンケート調査を行うことで住民が抱いている “幸福感”を映します。

住民の幸福感 図
主観指標:アンケート(まちの住民の属性を加味)

2 まちのいまを、
都市機能・満足感・幸福感から読み解く

2-A 住民の潜在的な期待

分野別の都市機能と満足感、
そして住民が感じる都市機能の重要度から、
住民が抱える潜在的な期待を読み解くことができます。

18分野ごとに客観的評価である都市機能と、住民視点の主観的評価である満足感を重ねることで、まちの現状と住民の実感の間に潜む認識の乖離(ギャップ)を発見することができます。
そのギャップを生み出している原因の例としては

  • 住民の価値観特性 (コンテキスト)
  • 機能 / 魅力の周知不十分(行政広報)
  • 時代に沿った意識の隆盛 (トレンド)

等が考えられます。
まちごとに異なるギャップ要因を分析することが、より良い住民とのコミュニケーションへ繋がります。

また、満足感調査と同時に行う分野別重要度調査(住民が18分野の中で特に重要と感じる分野を選定)によって、住民が感じる都市機能の重要度を明らかにします。重要度、満足感、そして都市機能を重ねて読み解くことでいま取り組むべきまちづくりのポイントが見えてきます。

住民の潜在的な期待 図1
都市機能の充実度合いと満足感のギャップが見えます。
住民の潜在的な期待 図2
18分野の都市機能に対応した重要度も独自のアンケートから抽出。

重要度と満足感を重ねて読み解くことで優先的に取り組むべき分野が見え、その分野を構成する指標を確認することができます。

2-B 住民の幸福感と都市機能の相関

満足感と幸福感から住民の幸福感と都市機能分野との関係性を読み解くことができます

満足感と幸福感に関する住民への詳細なアンケート調査は同一の抽出集団に対してなされているため、満足感と幸福感についての相関性分析を行うことができます。これにより、住民が満足を感じることで幸福感を押し上げる都市機能分野を明らかにすることができます。各都市機能分野の満足感が幸福感との間にもつ相関性の強弱はまちごとに異なり、各々のまちが内包する「幸福感」が反映されます。

住民の幸福感と都市機能の相関 図1
幸福感と18分野別満足感の相関を示すダイアグラム
住民の幸福感と都市機能の相関 図2
SUGATAMI ビジュアライゼーションに表れる幸福感との相関が高い18分野別満足感

2-C まちの新しい捉え方

都市機能、満足感、幸福感を重ねて読み解くことでまちの新しい捉え方を提案します
(研究モデルの構築)

都市機能評価という客観視点と、住民個々人による評価という主観視点を重ね合わせることで、都市機能から住民の幸せまでを貫くまちの新しい理解と捉え方を探求します。

まちの新しい評価の仕組み 図1
研究モデルのダイアグラム
まちの新しい評価の仕組み 図2
まちの都市機能 x 満足感 x 幸福感を結びつける仮説モデルをベースに、まちづくりへの計画立案を支援します。